2014年9月16日火曜日

映画『永遠の0』

映画『永遠の0』を観ました。

ジャーナリストを目指す女性とその弟が、太平洋戦争時、特攻隊員として命を落とした祖父・宮部久蔵の軌跡をたどって、かつて同じようにゼロ戦に乗った隊員たちに取材を重ねていく、というストーリーです。
「絶対に死ねない」と生き延びることを最優先していた宮部。
そんな彼が何故特攻隊員として最期を迎えたのか。
孫にあたる青年の目線から、彼の人生を見つめていきます。

個人的にとても勉強になる映画だと感じました。
戦争や特攻という歴史に関してもそうですが、一番印象に残っているのは、命のつながりを観れたことです。

宮部久蔵はわずか26歳という若さで亡くなってしまいますが、娘がいたことにより、孫が生まれ、これからも命がつながっていきます。
それを観ていると、人間の歴史とはその人の死では終わらないと改めて感じました。

私にも当然祖父がいます。それ以前にも私が生まれてくるまでに、たくさんの人が関わり合いながら命をつないできてくれています。
「血にこだわる」というわけではありませんが、命をつなぐことはやはり大切なことのような気がしてなりませんでした。
子どもを持たない生き方を批判するつもりはありませんが、私は娘を産んでよかったと思います。

私も子どもを持つ前は、「自由に遊べる時間がなくなる」とか「仕事に差し支える」など、たくさんの産みたくない理由を並べていました。
しかし、この映画を観て、過去の人々が必死に守ってきた命のつながりを知り、安易に途絶えさせなくて良かったと、心底ほっとしたのです。
゛ヒト゛という動物として、人生でやらなくてはいけなかったことの一つを終えたような、そんな気持ちでいっぱいになりました。